ソウル・ジャンクション

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「ジョン・コルトレーン/ソウル・ジャンクション」
Soul Junction – RED GARLAND QUINTET feat. JOHN COLTRANE & DONALD BYRD
Mono / Top Rank RANK-5084, 1961(ビクター・レコード)/ Prestige PRLP-7181, 1960
モダン・ジャズ名盤蒐集会 第21回選定盤(2)

入手したものの、くぐもった音質にどうにも印象の良くない一枚でしたが、カートリッジの交換を機に久しぶりに引っ張り出すと、これまでより一歩前に出た音で鳴ってくれました。心機一転、いまでは愛聴盤。
バラエティ豊かな楽曲で構成されたアルバムで、白眉は標題曲「Soul Junction」。15分を超える長尺のスロー・ブルーズは、その2/3までピアノ・トリオによるプレイを進めたのち、満を持してジョン・コルトレーンとドナルド・バードが登場。特にトリを執るバードの哀愁滲むソロが素晴らしのです。

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ケニー・ドーハムの肖像

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「ケニー・ドーハムの肖像」
The Arrival Of Kenny Dorham – KENNY DORHAM
Mono / Top Rank RANK-5063, 1960(ビクター・レコード)/ Jaro JAM-5007, 1960

かねてより幻のマイナー・レーベルとして知られる「JARO」原盤。
ケニー・ドーハムがプレスティッジ傍系ニュー・ジャズに残した名作『Quiet Kenny(静かなるケニー)』のレコーディングから二ヵ月、静謐な空気が張りつめる前作とは対照的に、ハードバップの俗で尖った魅力がギラギラとこぼれます。
日本で人気の高いドーハムとはいえ、極めて小さなレーベルの作品が本国とほぼタイムラグなく紹介されたのには、ジャロがトップランク・レコード傘下のレーベルだったことが少なからず関係していたようです。
ジャロといえばもう一枚、J.R.モンテローズによるワンホーン・カルテットの傑作『The Message』。こちらもペラジャケでリリースされていたというウワサを耳にします。いつかはお目にかかれるでしょうか。

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ブルース・ブルー

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「ブルース・ブルー」
Sonny Clark Trio – SONNY CLARK TRIO
Mono / Top Rank RANK-5032, 196-(ビクター)/ Time T-70010, 1960

「天才ソニー・クラークの遺産」
Sonny Clark Trio – SONNY CLARK / GEORGE DUVIVIER / MAX ROACH
Stereo / Time PS-1129-T, 1964(日本コロムビア)/ Time T-70010, 1960

タイム版『ソニー・クラーク・トリオ』のモノラル盤ペラジャケに巡り逢いました。
これまで、本作の国内初版は1964年発売のステレオ仕様日本コロムビア盤だと思い込んでいましたので嬉しい発見です。
ここ日本でとりわけ絶大な支持を得たピアニスト、ソニー・クラーク。
彼の人気を決定付けたのはブルーノートでの諸作ですが、小レーベル「タイム」に吹き込んだこのトリオ作品も聴き逃せません。ジャズ評論家・油井正一氏に「後ろ髪をひかれるような」と評されたそれとは一種趣の異なる、力強く前掛かりな打鍵が魅力的で、構成するのはいずれもクラークのペンによる粒ぞろいなオリジナル楽曲。なかでも作品を締めくくる「Sonia」は「Cool Struttin’」や「Blue Minor」にも決して引けを取らない名曲ではないかと。
ビクター作製モノラル盤はオリジナル米国盤仕様のアートワーク、コロムビア作製ステレオ盤は国内独自のデザインで発売されていました。

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ジャッキー・マクリーンの芸術

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「ジャッキー・マクリーンの芸術」
4, 5, And 6 – JACKIE McLEAN QUARTET/QUINTET/SEXTET
Mono / Top Rank RANK-5019, 196-(ビクター・レコード)/ Prestige PRLP-7048, 1956
モダン・ジャズ名盤蒐集会 第10回選定盤(1)

ジャッキー・マクリーンにとってプレスティッジの2枚目が、日本盤として最初に紹介された彼のリーダー作でした。
プレスティッジ音源の国内最初期盤は、米国マイナー・レーベル作品を取りまとめ配給していた英国「トップランク・レコード」を通じてビクターから発売されていた。
名演「Sentimental Journey」はワンホーン・カルテットで、盟友ドナルド・バードを加えたクインテットで、テナーにハンク・モブレーを迎えて賑やかにセクステットで。 気心知れた仲間たちとセッションを楽しむ寛いだ雰囲気に誘われて、たびたび手が伸びる愛聴盤です。

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ソニー・ロリンズ・プラス 4

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「ソニー・ロリンズ・プラス4」
Plus 4 – SONNY ROLLINS

Mono / Top Rank RANK-5025, 196-(ビクター・レコード)/ Prestige PRLP-7038, 1956

「スリー・ジャイアンツ」
3 Giants! – SONNY ROLLINS, CLIFFORD BROWN & MAX ROACH

Stereo / Prestige SMJ-7206, 1964(ビクター・レコード)/ Prestige PRLP-7291, 1956

ソニー・ロリンズとクリフォード・ブラウン。当時、ジャズの未来を託された2大スターを擁しハード・バップの躍進を押し進めた強力コンボの貴重な記録。
国内最初期のペラジャケ・モノラル盤は、米原盤2NDプレスのアートワークを採用し、ビクター「トップ・ランク」レーベルから「プレスティッジ・シリーズ」の一枚として紹介されていました。
後年リリースのステレオ盤は、『3 Giants!』とリタイトルされた本国リイシュー盤の体裁をとってリリース。この時期になると国内でも「プレスティッジ」のラベルが使用されるようになります。

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