ブルース・ブルー

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「ブルース・ブルー」
Sonny Clark Trio – SONNY CLARK TRIO
Mono / Top Rank RANK-5032, 196-(ビクター)/ Time T-70010, 1960

「天才ソニー・クラークの遺産」
Sonny Clark Trio – SONNY CLARK / GEORGE DUVIVIER / MAX ROACH
Stereo / Time PS-1129-T, 1964(日本コロムビア)/ Time T-70010, 1960

タイム版『ソニー・クラーク・トリオ』のモノラル盤ペラジャケに巡り逢いました。
これまで、本作の国内初版は1964年発売のステレオ仕様日本コロムビア盤だと思い込んでいましたので嬉しい発見です。
ここ日本でとりわけ絶大な支持を得たピアニスト、ソニー・クラーク。
彼の人気を決定付けたのはブルーノートでの諸作ですが、小レーベル「タイム」に吹き込んだこのトリオ作品も聴き逃せません。ジャズ評論家・油井正一氏に「後ろ髪をひかれるような」と評されたそれとは一種趣の異なる、力強く前掛かりな打鍵が魅力的で、構成するのはいずれもクラークのペンによる粒ぞろいなオリジナル楽曲。なかでも作品を締めくくる「Sonia」は「Cool Struttin’」や「Blue Minor」にも決して引けを取らない名曲ではないかと。
ビクター作製モノラル盤はオリジナル米国盤仕様のアートワーク、コロムビア作製ステレオ盤は国内独自のデザインで発売されていました。

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ブリリアント・コーナー

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「ブリリアント・コーナー」
Brilliant Corners – THELONIOUS MONK
Mono / London LC-1013, 1958(キング・レコード)/ Prestige RLP-12-226, 1956
アメリカン・ジャズ・シリーズ

「ブリリアント・コーナーズ」
Brilliant Corners – THELONIOUS MONK
Stereo / Riverside SR-7007, 1962(ビクター・レコード)/ Riverside RLP-1174, 1956

マイルス・デイヴィス『トランペット・ブルー』と双び、ペラジャケを語るうえで忘れてならないレコードが、50年代末にキング・レコードから発売されたセロニアス・モンクによる『Brilliant Corners』の初版。否。セロニアスにあらず、“シローニアス”・モンクです。
発売当時、国内には原盤権を持つリヴァーサイドと直接契約を取り付けられた企業がなく、英ロンドン・レーベルを経由し欧州盤の体裁に則って紹介されました。重量感のあるキング盤はラベルに深く溝が刻まれたフラット・ディスク。丁寧にプロダクトされたレコードからは、立体的でしなやかな再生音を体感することができます。
1962年にビクターがリヴァーサイドのライセンスを獲得すると、オリジナル・アートワークを採用したペラジャケ・レコードがモノラル、ステレオ両仕様で発売されています。60年代をむかえカナ表記もようやく“セロニアス”に落ち着きました。

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マイルスとJ.J./ジャズ・トラック

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「マイルスとJ.J./ジャズ・トラック」
Jazz Track – MILES DAVIS & J.J. JOHNSON
Mono / Columbia YL-159, 1960(日本コロムビア)/ Columbia CL-1268, 1958 / CL-1303, 1959

一見、マイルス・デイヴィスの『Jazz Track』。ところが、ジャケットをよく見れば「MILES & J.J.」の文字。
本来の『Jazz Track』は、仏映画『死刑台のエレベーター』のサウンド・トラックと1958年のレギュラー・セクステットによる音源で構成されたオムニバス盤ですが、本盤には58年セッションの3曲のみが収録され、残りをJ.J.ジョンソンのワンホーン・カルテットとして評価の高い『Blue Trombone』から抜粋した4トラックで編集した日本独自企画盤。
マイルス・グループ、ビル・エヴァンス在籍時のバラッドとハイテンポなJ.J.のトロンボーンが一度に楽しめるおいしいところ取りな一枚でした。

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ベイジン・ストリートのブラウンとローチ

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「ベイジン・ストリートのブラウンとローチ」
At Basin Street – CLIFFORD BROWN & MAX ROACH
Mono / EmArcy MC-3003, 1959(キング・レコード)/ EmArcy MG-36070, 1956
エマーシー・ジャズ・シリーズ

キング・レコードが発売した「エマーシー・ジャズ・シリーズ」はペラジャケ時代の優良盤。
当時最重量級のモノラル・フラットディスクは、多少のスリキズなどモノともせず厚みある音を響かせてくれます。なかでも、おそらく1959年の1年間にリリースされたタイトルは、ジャケットがキング社の刻印入り特製ビニール・カバーで丁寧にパッキングされた豪華仕様でした。
グループを離れたハロルド・ランドの後任にソニー・ロリンズを迎えたブラウン=ローチ・クインテットによる本作は、プレスティッジへ吹き込んだ『Plus 4』の姉妹盤。レコードに針を置いた途端、溝の奥に刻み込まれていた濃密なハードバップの薫りが部屋中に立ち籠めるようです。

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チャーリー・パーカーの芸術

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「チャーリー・パーカーの芸術」
Cahrlie Parker All Star Sextet – CHARLIE PARKER
Mono / Roulette RET-5021, 1960(ビクター・レコード)/ Royal Roost RST-2210, 1956
モダン・ジャズ名盤蒐集会 第7回選定盤(1)

原盤は、1956年にロイヤル・ルーストからリリースされたチャーリー・パーカーのダイアル録音集。
マイルス・デイヴィス、J.J.ジョンソン、マックス・ローチ。溌剌とした若き才能を従えた絶好調のダイアル・レコーディングを比較的良好な音質で聴くことができます。
バードの止め処なく溢れる急速なアドリブは勿論、バラード・ナンバーに見せる天衣無縫なパッセージはもう筆舌に尽くしがたいものです。
権利の関係かアーティスト写真を一切使用せず、バードに見立てたアルト・サックスと5本の譜面台をあしらった国内盤独自のアートワーク。一見安直にも思えるが、コーティングが施された実物のジャケットは碧が深く雰囲気のある佇まいです。

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ソニー・ロリンズ・プラス 4

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「ソニー・ロリンズ・プラス4」
Plus 4 – SONNY ROLLINS

Mono / Top Rank RANK-5025, 196-(ビクター・レコード)/ Prestige PRLP-7038, 1956

「スリー・ジャイアンツ」
3 Giants! – SONNY ROLLINS, CLIFFORD BROWN & MAX ROACH

Stereo / Prestige SMJ-7206, 1964(ビクター・レコード)/ Prestige PRLP-7291, 1956

ソニー・ロリンズとクリフォード・ブラウン。当時、ジャズの未来を託された2大スターを擁しハード・バップの躍進を押し進めた強力コンボの貴重な記録。
国内最初期のペラジャケ・モノラル盤は、米原盤2NDプレスのアートワークを採用し、ビクター「トップ・ランク」レーベルから「プレスティッジ・シリーズ」の一枚として紹介されていました。
後年リリースのステレオ盤は、『3 Giants!』とリタイトルされた本国リイシュー盤の体裁をとってリリース。この時期になると国内でも「プレスティッジ」のラベルが使用されるようになります。

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