テークス・チャージ

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「キャノンボール=ウィントン・ケリー/テークス・チャージ」
Cannonball Takes Charge – CANNONBALL ADDERLEY QUARTET
Stereo / Riverside SR-7108, 196-(ビクター・レコード)/ Riverside RLP-12-1148, 1959

ハードバップからファンキー、ボッサノヴァにアフロまで、幅広い音楽性で多作なキャノンボール・アダレイ。ところが、ことワンホーン作となるとその数の限られることに驚かされます。そんな稀少なワンホーン作品の一枚が、2組のリズム隊と共演したリバーサイドでの2作目『Cannonball Takes Charge』。
一曲のオリジナルを除きスタンダード/ポピュラーで固めた選曲がこのアルバムのミソかと。軽快にスウィングするウィントン・ケリーのピアノに呼応するように、膨よかな音色で闊達自在、悠々と歌うキャノンボールのアルト・サックス。
小難しいことは抜きにして、ジャズの喜びに身を委ねてみませんか。

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ハワード・マギー

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「ハワード・マギー」
The Return Of Howard McGhee – HOWARD McGHEE
Mono / Angel Records HV-3006, 1960(東京芝浦電気)/ Bethlehem BCP-42, 1955

ディジー・ガレスピーやファッツ・ナヴァロと共にビバップ・トランペットを牽引したハワード・マギー。
麻薬渦からカムバックする彼を祝した1955年のベツレヘム・セッションです。煙まくマギーを見事に捉えたアートワークはバート・ゴールドブラッドによるもの。
サヒブ・シハブ、デューク・ジョーダン、フィーリー・ジョーといったハードバップ色濃いサイドメンを相手に、心機一転とばかり小細工無しの快演を聴かせます。軽快な自作曲を織り交ぜながら、スタンダード「I’ll Remember April(四月のパリ)」はラテン・リズムで。ブラウン=ローチの演奏然り、個人的にこの楽曲は急速調なアレンジが好みです。
所有盤は、モノラルのホワイト・ラベル見本盤。東芝の「エバークリーン・レコード」いわゆる赤盤でした。

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ミルト・ジャクソンの芸術

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Plenty, Plenty Soul – MILT JACKSON
Atlantic ATL-5028, 1964(ビクター・レコード)/ Atlantic LP-1269, 1967

MJQから解き放たれたミルト・ジャクソンはまさにプレンティ、プレンティ・ソウル。
A面はクインシー・ジョーンズ指揮のもとに、これでもかと云わんばかりのオールスター・ナインテット、一転、B面はセクステットによるセッションで構成されていて、ミルトのヴァイブラフォンはいずれ劣らぬ熱量を発散しています。
掲載の国内ペラジャケ盤は、ジャケット裏に米国オリジナル盤のデザインが踏襲され、野口光久氏による日本語解説はインサート仕様。音質が芳しくないのが残念です。